タイヤガス化リサイクル施設

環境・リサイクル経済特区 姫路市広畑地区 新世代資源循環型コンビナート

タイヤガス化リサイクル施設が、平成16年7月28日に竣工・営業運転を開始いたしました。

タイヤガス化リサイクル施設

既存の産業基盤を最大限に活用し、産官学一体となって広域的なリサイクル拠点を整備しようという兵庫県の「ひょうごエコタウン構想」です。この構想の主要施設に位置付けられるものが、関西タイヤリサイクル(株)の廃タイヤガス化リサイクル施設です。
現在、国内の廃タイヤの発生量は年間約100万トンであり、その約87%が何らかの形で再使用されています。しかし、(1)約10万トン強の廃タイヤが埋立や販売店で保管されている、(2)大口利用先であるセメントメーカーの減産などに伴ない再使用量が減少している、ことなどから新たな再利用先の確保が緊急の課題となっています。更に、再利用されている廃タイヤの約60%強が、燃料として利用される「サーマルリサイクル」にとどまっていることからも、資源循環型社会システムの構築の観点から、新たなリサイクル方法の開発が求められていました。
そこで、廃タイヤを更に高い資源リサイクル効率で再利用することを目的に、新日鉄住金(株)広畑製鉄所と関連会社合わせて4社が共同出資して設立されたのが、関西タイヤリサイクル(株)です。
廃タイヤガス化リサイクル事業では主に(社)日本自動車タイヤ協会によって関西地区を中心に、関東、中部地区の広い地域にわたって、カット済み廃タイヤを収集します。収集した廃タイヤは、世界最大級の外熱式ロータリーキルンで熱分解し、油成分を含有するガスと乾留カーボン、鉄ワイヤーに分離させます。さらに、油成分を含むガスを冷却し、ガスと油に分離させます。分離されたガス、油、乾留カーボン、鉄ワイヤーは、隣接する新日鉄住金広畑製鉄所で再利用します。再利用されるこれらの製品について、製鉄所などで使用できる品位を確保できるのが、この事業の特徴です。広畑製鉄所の西浜地区に建設されたタイヤガス化リサイクル工場は、平成16年7月28日に竣工し、営業運転を開始いたしました。
広畑製鉄所では、すでに平成11年より(社)日本自動車タイヤ協会の処理委託を受け、全国発生量の6%にあたる年間6万トンの廃タイヤを冷鉄源溶解炉で製鉄原料として使用してきました。
今回、関西タイヤリサイクル(株)がさらに年間6万トンの処理を行うことにより、広畑製鉄所での製鉄原料としての再利用とあわせ、全国発生量の約12%の廃タイヤをリサイクルする体制が整備されることになりました。広畑製鉄所および関西タイヤリサイクル(株)は、この事業を通して資源循環型社会の構築に貢献していきたいと考えております。

  • 関西タイヤリサイクル株式会社(新日鉄住金(株)広畑製鉄所・総務部内)
    〒671-1188 兵庫県姫路市広畑区富士町1番地 TEL.0792-36-1001

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