「鉄」の魅力

「鉄」は私たちの生活を支える身近な素材

鉄は地球の重量の3分の1を
占める豊富な資源です。
鉄はペットボトルの水よりも
安い安価な素材です。
(重量当たり単価で比較)
鉄は豊富で安く加工性もよい
ことから用途が広く、
金属製品の90%以上を
占めています。



「鉄」は可能性のある素材

各種工業材料の強度レベル


鉄は少量の元素調整や圧延と圧延以後の冷却制御により、強度やねばり強さを調整することができます。加工性や強靭性を維持しながら幅広い強度をカバーできる材料は鋼だけです。
実用鋼の最高強度は現在、約2.5ギガパスカル(極細線材は4~5ギガパスカル)なので、約10ギガパスカルとされる理論強度に向けて約4倍も強度を高められる可能性を秘めているのです。

ライフサイクル全体を考慮すると見えてくる鉄の強み

鉄の最大の強みは「無限リサイクル」

鉄鋼材料は、自動車などの製品の寿命が終わっても、スクラップとして回収され再び新しい鉄鋼製品として再生されます。鉄鋼素材の最大の強みは「無限リサイクル」が可能だということです。回収されたスクラップを再び鉄鋼原料として利用すると、その分新たに消費する天然資源や鉄鉱石還元時に発生するCO2を削減することができます。すなわちスクラップは「環境価値」を持っているわけです。

世界鉄鋼協会ではこの点に着目し、製品廃棄後のスクラップリサイクルを加味した環境負荷の評価法を確立しました。例えば、自動車の廃車時に回収されるスクラップの持つ環境価値を控除し、スクラップを利用する場合に再配分するという手法です。この手法を用いれば、スクラップ回収による環境改善効果も適切に評価され、天然資源とスクラップの両方から製品を作る鉄鋼プロセス全体を、公平に評価することが可能となります。

また、寿命を終えた鉄鋼製品が供給源となるスクラップは発生量に限界があり、世界で需要が拡大し続けている鉄の供給を全て賄うことは不可能です。社会が必要とする鉄の供給は、天然資源である鉄鉱石を基幹的な供給源とし、そこにスクラップ再生を組み込んだ一体のシステムの上に成り立っているのです。

何度でも何にでも生まれ変わる「鉄」


自動車は軽量なほど燃費が良くなり、走行時のCO2を減らすことができます。このため、燃費改善のための軽量素材の適用はこれからも加速していくものと考えられます。しかし軽量素材の製造段階で、大きなエネルギーを消費したり、廃車後の素材リサイクルが不可能ならば、ライフサイクル全体では逆にCO2排出量が増大してしまうということもあり得ます。製品の一断面だけではなく、素材のリサイクルを含めたライフサイクル全体で環境負荷を考える視点が重要です。

ライフサイクルアセスメント(LCA)の視点から優れた素材の「鉄」

素材をつくるときの負荷を考えよう

従来材(鉄)100kgと同じ強さの自動車部材をつくるときのCO2排出量比較(kg・CO2

ライフサイクル全体で考えよう

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