何度でも何にでも生まれ変わる鉄

自動車や家電製品、ビルや橋など、鉄を使った多くの工業製品が私たちの豊かな生活を支えています。

これらの工業製品はそれぞれに寿命を持っていますが、それらが寿命を全うした後、鉄以外の多くの素材は、品質や経済性の問題から廃棄されるか、あるいは有限のリサイクルしかできないのに対して、鉄鋼材料はスクラップとして回収され、再び新しい鉄鋼製品としてよみがえります。このような特徴を持つリサイクルを、「クローズド・ループ・リサイクル」といいます。

転炉材は、天然資源である鉄鉱石とスクラップを主原料につくられるのに対して、電炉材はスクラップのみを主原料としてつくる場合がほとんどです。

このため、「電炉材=再生資源、転炉材≠再生資源」との誤解があります。実際には、転炉材にもスクラップは使われており、転炉材も電炉材も含め、鉄鋼製品は将来スクラップとして回収され、再び新たな鉄鋼製品としてよみがえり再生資源となるのです。

世界では年間約9,000万台の自動車が生産されていますが、これらの自動車はいずれ廃車となります。もし、これらの自動車を形成する素材がリサイクルできなかったとしたら、地球はあっという間に廃棄物に埋もれてしまうでしょう。

すべての鉄鋼材料は永遠に何度でもリサイクルされることから、循環型社会を形成するための重要なエコマテリアルであるということができます。

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