環境会計

環境会計の考え方

新日鉄住金では、企業活動の指針として活用するために環境会計を導入し、環境保全にかかるコストと効果を把握しています。鉄鋼業は装置産業であり、集じん機などの環境対策設備を導入し、また生産設備の高効率化を図ることで、環境保全と省エネルギーを実現してきました。環境対策、省エネルギー対策、リサイクル対策の設備投資額と環境保全にかかる経費を合わせて環境保全コストとして把握しています。

環境保全コスト

当社の2016年度の環境保全コストは、環境対策設備投資額205億円、省エネルギー対策設備投資額20億円となり、また環境保全にかかる経費は845億円となりました。環境対策、省エネ対策、リサイクル対策の設備投資の合計額は、設備投資総額の約6%に相当し、経費では、大気汚染防止コストが年間405億円、水質汚濁防止コストが112億円になりました。また、環境関連の研究開発費として110億円を投入しました。

環境対策累積投資額(単位:億円)

環境対策累積投資額(単位:億円)

※棒グラフの上の数字は当該年度の投資額。

省エネ対策累積投資額(単位:億円)

省エネ対策累積投資額(単位:億円)

※棒グラフの上の数字は当該年度の投資額。

リサイクル対策累積投資額(単位:億円)

リサイクル対策累積投資額(単位:億円)

※棒グラフの上の数字は当該年度の投資額。

環境対策では、煙突からの有視煙発生防止対策や、製鉄所・製造所の岸壁や護岸からの漏水防止対策に投資しました。 省エネルギーに関しても、発電所の高効率化や各製造工程における省エネルギーの総合対策を行いました。

環境保全コストについては、製鉄所で発生する粉じんの発生防止対策等の大気汚染防止コストが最大の項目となっています。また、省エネルギー対策も精力的に進め、前年とほぼ同額の設備投資・経費を投入しました。

環境保全コスト一覧表(単位:億円)

項目 定義 2016年度
設備投資額 経費
環境対策コスト 大気汚染防止 集じん設備運転費、整備費、排ガス脱硫・脱硝処理、原料ヤード粉じん対策費用など 172
205
405
水質汚濁防止 製鉄所・製造所から外部に排出する廃水処理に要する電力費、薬品代、整備費、作業費(循環使用水の処理にかかる費用は含まず) 33 112
地球温暖化対策コスト 省エネルギー対策 省エネルギー設備運転費、整備費 20 32
資源循環コスト 副産物・産業廃棄物処理 副産物・産業廃棄物の埋立、焼却、外部委託処理に要する費用 - 72
事業系一般廃棄物処理 事務系一般廃棄物の処分費用 - 8
管理活動コスト EMS構築、
ISO14001認証取得
環境マネジメントシステム(EMS)の構築、維持管理に要する費用 - 0.2
環境負荷の監視・測定 大気、水質等、製鉄所・製造所でのモニタリングに要する費用 - 12
環境対策組織人件費 全社の環境担当専従者の人件費 - 27
研究開発コスト エコプロダクツ®開発 環境配慮型鉄鋼製品の研究開発費用(人件費も含む) - 43
110
製造段階の環境負荷低減開発 製造段階における省エネルギー、副産物の利用促進等の開発に要する費用(人件費も含む) - 67
社会活動コスト 緑化、環境団体支援、広告 製鉄所・製造所での緑地造成、環境広報、展示会への出展等に要する費用 - 26
その他環境コスト SOx賦課金 公害健康被害補償法に定められた健康被害予防事業への拠出金 - 41
合計 225 845

環境保全効果一覧表

効果の内容 指標の分類 環境・社会報告書2017への記載 ページ
事業エリア内効果 事業活動に投入する資源に関する環境保全効果 エネルギー消費量の減少 地球温暖化対策の推進 14,15
水使用量と循環量 水質リスクマネジメント 28,31
各種資源の投入量の減少 エネルギーと資源の循環・環境側面 16,17
事業活動から排出する環境負荷および廃棄物に関する環境保全効果 大気への排出等 環境負荷物質の排出量の減少 大気リスクマネジメント 28,30,31
水域・土壌への排出 環境負荷物質の排出量の減少 水質リスクマネジメント、土壌リスクマネジメント 28,30,31
廃棄物等の排出 廃棄物等の総排出量の減少 社内ゼロエミッションの推進 26,27
化学物質の排出 有害な化学物質の排出量の減少 化学物質の排出管理 28,29
その他の環境保全効果 輸送その他に関する環境保全効果 輸送量の減少・輸送に伴う環境負荷の減少 物流におけるCO2削減の取組み 15

鉄鋼製造プロセスと環境・省エネ・リサイクル対策

鉄鋼製造プロセスと環境・省エネ・リサイクル対策

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